ちょっぴりポカラ
下り坂、顔に当たる風が心地良い。
街からでると空気が一気に良くなった。
ともだちのスクーターに乗っけてもらい、カトマンズからゴルカ、ポカラへきた。
色々寄り道したから、総距離300kmくらいだろうか。長い運転もお腹空いたね、着いたらいっぱいビール飲もうね!と笑顔でこなしてしまうあたり、すごい。
そして本当に親切な友人、私は嬉しいよ。
ただ、なぜスクーターで来たのかはよくわからない。ポカラ行こう、と言ってくれたので、うんと言ったらこうなった。
油断していると、対向車線を平気で走るでっかいトラックやバスにペシャンコにされてしまいそうだ。日本の様にミラーがある訳でもなく、カーブが近くなるとクラクションを鳴らし慎重に進む。
ハイウェイと書いてあったけれど、日本でいう山道だ。違うのは所々に売店兼レストランがあることくらい。
道沿いには沢山の村があり、様々な人たちの日常生活を垣間見ることができた。犬はもちろんヤギや鶏、牛にロバなど様々な動物たちも共に暮らしている。
そして、結婚式シーズン。
ネパール暦の12月は結婚が出来なくなってしまうので、11月(ネパール月ではまだ20日くらい)のうちに結婚式をあげる人たちが多いようだ。賑やかに踊って、楽しそう。ヒンドゥー教の民族が多いような気がする。
後ろの席に座っていると、色んなことを思う。
知らない間に考えて、考えこんで、考えすぎてふっとわからなくなる。
そんな感じでひたすらに進んだ。
どうでもいいけど、二人乗りする時は前の人にしがみつかないのがコツだ。自分の膝に手を置くと安定する。恋人の後ろならひっつき虫になるのも良さそうだけれど、私の研究では自立するのが一番という結果が出た。
そうしてたどり着いたポカラ、天気はずっと悪かったけど、蜃気楼の様なヒマラヤ山脈を臨むこともできた。
気温も人も温かくのんびりとした豊かな所だった。
そしてこれを書いているのはポカラ空港。
友人は引き続きツアーの下見に行く事にしたとかで昨日別れた。
私は10時間以上かけて来た道を20分で帰る。
対極的すぎて、びっくりしちゃうね。歩き回った時間より移動時間のが圧倒的に長いけれど、それが面白かった。
目見開いて、逃すもんかって、ね!
飛行機、来ないなあ。
そういえば、12月になったね
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