またね、ネパール!
どこにいても、どんなときでも、見上げると必ずあるから空は好きだ。
どこまでも深く、広く、たくさんの世界を見せてくれるから。
ここへ来てはじめて見る空がいくつもあった。
吸い込まれるようで、何だかたまらなくって、何度も空を見上げながら歩いた。
私がネパールで見上げてる空は日本にも繋がってて、きっと誰かが見上げてるとか思うとむずがゆい。
どこか、に行きたくて飛び出してきても、やって来てしまうと、ここ、になるみたいな。
かゆい。
あっという間の1ヶ月だったのだけれど驚くほど沢山の出会いがあった。
壮大な景色はもちろんのこと、人との出会い。
ナムチェのお父さんとお母さんは今日も笑顔で冗談を交わしているだろうし、おじいちゃんは静かにお経を唱えながらマニ車を回しているだろう。クムジュンへ連れて行ってくれたおばあちゃんは今日もきっと歩いている。
お別れするのが惜しいほどの素敵な出会いがあるなんて、思ってもいなかった。
帰り、娘の様によくしてくれたシェルパさんとハグをして別れたあと、じんわりきてしまった。イミグレーションの前でひとりで泣いてる女とか不気味だとか思いながら目をゴシゴシした。
ここへ来てはじめて、大きな自然の美しさ、併せ持つ厳しさを垣間見たり、街に潜む闇に触れてちょっぴりやけどしちゃったこともあった。
びっくりしちゃう毎日、壁の穴から新しい世界を覗けた気がする。
こうしてここへ来て歩いたこと、その時間は短いけれど、間違いなく仕合せだったのだと思う。そして、とびきりの幸せ。
いつか仕合せって言葉をもらった時、まだ意味が今の確信ほどピンと来なかったのだけれど、ここへきて思ったのは、良いことでも、ちょっと辛いことでも、こうして、出会ってこうなってこうだ!ってことだと思ったの。何でも、ね。(すごいわかりにくい)どう捉えるかは人それぞれなのだろうけど。(私が分かれば良いという雑な結論)
自分の生き方をくるりと変えちゃう特別な人との出会いは、間違いなく存在する。
それも仕合せ。びっくりしちゃうね。
考えれば考えるほど深い言葉だ。
本当に深い深いところで想う、ひとつのことは胸にしまっていつか、その時がくればちゃんと、私も返したいとおもう。
とにかく、どんな時も、自分の足で前へ歩いて、目の前にある世界に向き合って出会って思い切りびっくりして、愛して、ありったけ笑いたいと思う。その中で、側にいる人たちをとびきり大切にしたい。
またいつか、ここに戻ってくる時に叶えたいことがある。
そしてまた会いたい人がいる。
ネパール、すっごい国!
まだまだ始まったばかりだけれど、ひとつ、踏み出せた気分。
今の私が来てよかった!
あなたは空の青さに何を見る?
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