0501

いちごを敷き詰めて赤いチーズケーキを作ろうとおもったのだけれど、焼いたらまるで隕石がぶつかったみたいになった

チーズケーキは焼いた後休ませてあげることで密になって素材と素材が引き出しあって味が完成していくところが素敵だとおもう。
焼きたてが美味しいもの、ではなくて、ちょっと待つから美味しくなるもの。まさに美しい味!
それなのにあったかいまま切った彼女たちを保冷剤と突っ込んであたりを連れ回した私は半殺しにしたようなものだけれど。


夜、友人とごはん。
彼女がぽこぽこと放つ言葉はいちいち私にとって新鮮かつ美しくて、私はいつもどこか別のところへ旅している気分になる。不思議な事に。
色々な話をして、なぜだか私はいつか必ずや彼女を上高地に連れて行くと決意していた。
どうしてもあの地のシンボルであるニリンソウが、あの地の空気がどうも彼女に重なる。  




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