インドって
インドから帰ってきた。
面白い国だった。
特にデリーはなんというか人間味に溢れていた。
普通に道を歩いていたら様々な目的で様々な人から話しかけられるし、道は移動するためのスペースという機能以外にゴミ箱という機能も併せ持っている。観光地に行くと必ず一緒に記念写真を撮ってほしいと頼まれるし、商売人たちは1円、10円でも多く稼ごうと最後まで手を抜かない。
大阪のおばちゃんばりに椅子に座ることに執着していたり、道端にはキマって視点が定まっていない人がふらついていたりもした。
怖いと思うことは何度もあった。日本でも感じるような冷たい怖さではなく、なんだか欲から滲み出るような熱のある怖さで、どこか人間臭さを感じた。空気が汚染されてしまっていたり、貧富の差を感じる問題に直面したし、ショックを受ける場面に遭遇したこともあった。
でもそんな中で犬たちは幸せそうぐっすりと眠り、牛は屋台でご飯をもらったり、道端のなにかを食べたり常に口をもぐもぐさせている。
朝一番にゆっくり飲むチャイは格別に美味しいし、モスクなんかにいくとただ座ってぼやっとしているだけで幸せだった。
価値をつけたくないような、そんな幸せな時間がそこには確かにあった。
私はインドにたったの6日間しか入ることができなかった。それなのにいくつものことがあった(又はしでかした)し、考えていくべきだと思う問題にもたくさん直面した。なにもわからないからこそかなんだかワクワクした。
もし、クルーズかなにかの100日間で世界一周に参加しようと思う人が居るなら100日間インドで過ごすことも同時に検討してみれば良いとおもう。きっととても豊かな時間が過ごせるだろう。大切なのはどれだけ多くの土地に行ったか、よりもそこで過ごした時間だと思うという話をインドで出会ったお兄さんが言っていたのだがまったくそうだと思うのだ。
私はいつかまたインドに足を向けるだろう。
いや向けるに違いない。甘すぎるチャイやトロリとしたバター茶、クラクションが鳴り響く路地、何よりインドでしか感じることのできないちょっと埃っぽい風がすでに恋しくなっている自分がいるからだ。
帰りの飛行機でずっと読んでたバイブルの旅日記に影響されまくって文章書いてることなんて気にしないんだから、、、!
これからダラムサラのことチベットのこと、ひとつひとつのことをいつかまたインドに行くつもりの自分のためにポツポツ書いていこうと思う。
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