満月をのむ、ビッグイシューをよむ
5/19日曜日
朝5時にパチリと目が開く。
7時前、スタジオに行く前に東本願寺に立ち寄れた。いつか始めた習慣が地味に続いている。
夕方いつもより早くスタジオを抜けさせてもらい寺尾紗穂さんのライブへ。
朝からスタジオでCDを流していたが、生で聴くとやはりちがう。空間が振動していた。
どこまでも澄んでいて夜空に浮かぶ星屑のような気持ちになる。お客さんはみんな思い思いの聴き方をしていた。
紗穂さんは早歩きで可愛いかった。
今夜は何処かの神社で満月を水に映してのむ儀式があるらしい。
私もやってみようと水を入れたコップを持って外に出てみたが月は隠れていた。
5/22水曜日
つれが休暇で下山している。
明け方、彼の鼓動を聞きながら、心臓が動かなくなったら人は死んでしまうのだ、とおもった。
大切な人に何か起きた時、わたしには何ができるのだろう。
明日は晴れたら泳ぐつもりだ。
5/24金曜日
樹木希林さん生前の映像をテレビでみる。
不動産の話をしていたのだが、その中で「全ては地球にお借りしているのだから無理にどうこうしようと思わなくなった」みたいなことを言っていた。私もその通りだとおもう。
ジタバタしてもかなわない。
5/26日曜日
朝、卒業生の本の原稿修正。
締め切りの次の日に半泣きで書き上げた。
テーマからズレた心当たりがあるので色々言われると思う。
ベストは尽くしたが、いつも収まりのいい話は書けない。
久しぶりにビッグイシューを買った。
オーストリアでビッグイシュー事務所の炊き出しに参加してから、販売してる方に会うたび手に取っている。
前いた販売員さんから別の人に変わっていた。ビッグイシューには、薄いけど厚い雑誌、という言葉がまさに当てはまる。 いつも面白い。
炊き出しに参加した日のことは記憶が鮮明で、朝飲んだマシュマロの浮いたホットチョコレートや小道の木漏れ日の様子、あらゆることを覚えている。
メルボルンを再訪したい一番の理由はその日の記憶があるからだろう。
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