アマダブラムへの道のり


窓からみえる夜空に幾つもの細かな光が溢れている。星の光に山が照らされ尾根の影が浮かびあがる様子は瞬きを忘れてしまうほど美しい。

ヒマラヤの山を歩いていて、「個」をあらためて感じる。というより自分は足を踏み出したぶんしか前に進まないのだと再確認している。見上げた山が高すぎて、一足飛びに頂上まで辿り着きたいとか、さらりと頭をよぎるが、その直後に、そんなことできないんだな、と思う。
私は、いつも私で、自分の足で踏み出したぶんだけ新しい世界に出会うことができる。

歩いていたら、必ず辿り着ける。
今日はそう思いながら愛するアマダブラムへの坂道を登りました。
待っていた景色は壮観だった。
今日はアマダブラムへの登頂者がでた喜ばしい日。
頂上からはどんな景色がみえるのだろう。

宿は、人が歩くと床がきしみます。
でもあたたかな寝床で眠れて嬉しい。
犬も、馬も、牛やヤクたちもあたたかくねむっているといいなと思いながら過ごしている。

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