ゾンラの雪の日
ヒマラヤの山に入り11日が経ちました。
今日は凍った小川を5つ渡り、少し凍った碧い湖を見ました。氷の上を歩くのは少し緊張感があります。
踏みしめるとカリカリいう氷の下を流れる川の音を聞きながら、落ちたら嫌だなあと何度も思いました。
歩くこと数時間、宿に辿り着きあたたかい紅茶をを飲んでいると、外には雪が舞いはじめました。
しばらく標高が5000m程の村に滞在していますが、雪ははじめてです。
エベレストをはじめ、万年雪を纏った山々は多くありますが、ネパールで雪が降る日に遭遇するとは夢にも思いませんでした。
ヤクや馬の背中には雪が積もり、岩ひばりは身を寄せ合って、オコジョは元気駆け回っています。
こうして山にいると暖炉の温もりや、温かな食事に心から感謝が湧きます。
あたりまえではない、私たちの暮らす星の素晴らしさは言葉にし難いほど偉大なものだと日々感じます。
明日はさらに標高の高いチョラ・パスという峠を超える予定です。
無事に辿り着けますように!
11月29日
Dzonglha,4830m にて
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